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研究成果






DSOC


「ステークホルダー資本主義」は
コロナ渦中の企業を支えたか

ステークホルダーとの信頼関係に重点をおいた「ステークホルダー資本主義」が関心を高めているが、それが企業にもたらす恩恵について実証的に示されてはいない。本稿では、企業のステークホルダーからの評価と、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う株価下落との関連性を分析した。その結果、ステークホルダー評価が高かった企業は、コロナウイルス・ショック時のリターンが高いことが示された。この結果は、企業のステークホルダー資本が、コロナ禍における株価下落の緩衝作用を果たしたことを示唆している。

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ビジネスネットワークで
鍵となる市区町村はどこか

名刺交換データに基づいた南関東の市区町村間のビジネスネットワークを用いて、南関東地域の経済活動を支える「キーシティー」を推定する。本稿でのキーシティーは「ネットワークから取り除かれたとき、ネットワーク全体の経済活動が最も下落する市区町村」を指す。分析の結果、キーシティーの上位となる市区町村は、他の市区町村とのつながりが多い、または経済活動が盛んな市区町村とは限らないことが分かった。その市区町村の持つ機能が他の市区町村によって代替できないことが、キーシティーの要素の1つであると結論付けた。

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ビジネス関係人口と地域活性度に関連はあるか

「関係人口」は地方創生にとって重要なキーワードとなっている。しかし、関係人口の創出は本当に地域の活性化と関係があるのだろうか。本稿では名刺交換データに基づいてビジネス上の関係人口を算出し、株式会社帝国データバンクと共同で地域経済や地方財政との関連性を定量的に検討する。自治体の規模を考慮した上でパネルデータ分析を行った結果、ビジネス関係人口と仕入取引数・販売取引数・地方税歳入の間に正の関連があることが分かった。

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ビジネスの出会いはどれだけあるか

日本国内において、イノベーションへの関心が高まっている。イノベーションにはその種子となる「出会い」が重要であるが、それがどの程度存在するかは把握できていない。本稿では、ビジネスにおける出会いには名刺交換が伴うことに着目。当社が提供するサービス上で観測できる名刺交換枚数をもとにいくつかの推定を行い、国内のビジネスシーンで1年間に生まれる出会いの概数を算出した。

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名刺交換から
地域のビジネス関係人口を測定する

地方創生の分野で「関係人口」という概念が注目されているが、現状では実態を把握できていない。本稿では、各地域が持つ、地域外のビジネスパーソンとのつながりを「ビジネス関係人口」と定義し、名刺交換に関するデータを用いて基礎的な集計を行う。上位の10自治体を比較した結果、工場地帯や観光地よりも、ローカルベンチャーやエコツーリズムといった、政府統計には反映されにくい草の根の取り組みが盛んな地域がより上位となることが分かった。

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ブランド価値とは何か
〜BBESと名刺交換行動に関する関連性分析 〜

近年、無形資産価値への投資総額は、有形資産への投資総額を上回っており、多くの企業が無形資産価値を重要視している。本稿では、無形資産価値の一部であるブランド価値が、どのような企業活動と結び付いているかを考察する。分析結果から、人脈の多様性や密なビジネスネットワークの構築など、いくつかの企業活動がブランド価値に結び付いていると結論付けた。

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「リファーラル」による転職の実態とその効果

採用難が続く中、企業の採用手段の一つとして「リファーラル」が注目されている。転職した人のうちリファーラルによって転職をした人はどの程度いるのか、そしてリファーラルによる転職の効果はどれほどあるのかについて考察する。結論として、転職者のうち約4人に1人がリファーラルでの転職を経験しており、リファーラルによって転職をした人の方が、転職後に役職が上がっていることが分かった。

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営業と頻繁に名刺交換をしている人は誰か

何らかの課題を解決したいというニーズのある人は、さまざまな企業の営業担当者と名刺交換していると考えられる。それは、企業の営業活動におけるキーパーソンとなり得る人物であろう。本稿では、営業担当者と頻繁に名刺交換をしている人の属性を分析する。その結果から、営業担当者が新規顧客を探すためには、総務、購買といった部署・職種を訪問することが必ずしも効率的とは言えず、企業によっては企画部門や情報システム部門においてニーズがあることが分かった。

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データサイエンティストのつながり分析

統計分析を行う能力だけでなく、ビジネスを進める力やスキルを求められるデータサイエンティストは、どのような人脈を持っているのか。データサイエンティストの名刺交換傾向を分析する。その結果、名刺交換枚数が一定以上になると、IT関連部署の名刺の割合が低下し、他の部署の割合が高まっていた。他社と積極的に交流している人ほど、さまざまな部署の人たちと幅広く交流していることが分かった。

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ビジネスにおける「出会い」の分析 Vol.1

一般に、人脈は資本の一部と捉えられる。その観点から、企業との接点の数や質は、ビジネスチャンスと直結していると予測することができる。本稿ではそのようなビジョンの下、「営業パーソンの保有名刺と売上高」「顧客企業の名刺構成と取引規模」について分析を行う。その結果、保有名刺の数や多様性が高い営業パーソンほど売上高が高く、営業戦略におけるターゲット企業の名刺と取引規模の間に関係があることも分かった。

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ITベンチャー企業のつながりを比較

他の業界と同じように、ITベンチャー企業にも産業集積の現象が見られる。しかし、物流に左右されないはずのITベンチャー企業が産業集積するのはなぜか。その考察の端緒とするため、渋谷、新宿、五反田におけるITベンチャー企業のつながりの特徴について分析を行う。その結果、いずれの地域においても、ハブと呼べるような企業は存在しなかった。一方で、つながりの密度には地域で大きな違いが見られた。

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都道府県間のビジネスの出会いに法則はあるか?

近年、モビリティーの発展が続いていく中で、地理的な要因はビジネスの出会いに影響を与えているのだろうか。本稿では、都道府県間におけるビジネスの出会いについて、その構造を分析し、地理的な要因がビジネスの出会いに与える影響を考察する。分析から、地理的な要因で説明できないケースが見られ、モビリティーの発展がビジネスの出会いの構造を変化させることが明らかになった。

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DSOCと外部の識者による
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