共同研究プラットフォーム
DSOCの出会いのデータベースから
新たな価値を導き出し、各分野におけるトップレベルの
外部識者と共同研究を行うプラットフォームです。
研究分野、年齢、国籍などを問わず、
多様なメンバーで研究チームが構成され、
分野の垣根を越えてコラボレーションすることで
イノベーションを生み出します。
Sansan Data Discoveryは、DSOCと外部識者がコラボレーションする共同研究プラットフォームです。
Sansan株式会社のサービスが既知の問いに対応しているとすれば、
解法が見いだせていない問いに挑んでいるのが、DSOCです。
Sansan Data Discoveryで挑むのは、さらにその先。まだ問いにすらなっていない、未知なる問いです。
10年以上にわたって名刺のデータ化を手掛けてきたことにより蓄積されてきた出会いのデータベースを
社会科学や自然科学といった分野で活躍するトップレベルの研究者らと共同研究することで、
自らで新しい問いを見いだし、Sansan株式会社の事業のみならず、現代社会にイノベーションを起こします。
Re-Connect
日本のビジネスネットワークを再接続し、
イノベーションが起きる「出会い」を
創出する。
THEME #01
1973年に社会学者のグラノベッターは、親密な人との「強いつながり」よりも頻繁には会わない人との「弱いつながり」の方が転職に有益な情報をもたらしやすいという研究結果を発表しました。この「弱いつながりの強さ」という研究は、社会ネットワーク研究の中でも引用数が多い有名な研究です。この理論の本質は、頻繁には会わない人との「弱いつながり」の方がコミュニティーを橋渡しするようなつながりになっている可能性が高く、結果として新しい情報を入手しやすいというところにあります。研究が発表されてから40年以上が経過した現代においても、この理論は実証されるのか?ビジネスネットワーク全体を用いた世界初の実証研究に挑みます。
石川善樹(Habitech, Inc.)、Lav Vershney(University of Illinois at Urbana-Champaign)
NetSci2018, Paris, Poster Presentation, June 2018 (VIDEO)
4th Annual International Conference on Computational Social Science, Evanston (IL), USA, Poster Presentation, July 2018 (PDF)
THEME #02
職業選択は、人生において重要な意思決定の一つです。最近では、異なる業種・職種で活躍するパラレルキャリアに挑む人も少なくありません。また、都会を離れて地方で働く人もいます。働く側としては、好きな場所で好きな仕事をしたいと考えるはずですが、実際に私たちはどのような職業選択をしているのでしょうか?地域・業種別に見た労働市場には分断があるのでしょうか?労働経済学の知見により、現代の日本における職業選択の法則を明らかにします。
中室牧子(Keio University)、矢ケ崎将之(The University of Tokyo)、足立大輔(Yale University)、今泉允聡(The Institute of Statistical Mathematics)
THEME #03
ビジネスを進めるためには、同僚や上司の協力はもちろんのこと、協業先や取引先などさまざまな人とのつながりを活用していかなければなりません。人とのつながりには、親密か否かといったつながりの強さもありますが、「自分にとって有益な情報をくれるつながり」「同業界のキーマンにつないでもらえるつながり」など、つながりにもさまざまな種類があります。名刺交換を基にしたビジネスネットワークの構造を見ることで、それぞれのつながりについて特徴が見えてきます。成功しているビジネスパーソンや企業が持っているつながりを明らかにし、「人脈づくり」で苦労することのない世界を目指します。
鳥海不二夫(The University of Tokyo)
THEME #04
「あの人のおかげで人脈が広がり、予期した以上に仕事の成果を上げられるようになった」「あのイベントであの人に出会えたから、自分が想像していなかった職種が見つかった」など、ビジネスシーンにおいて人生を変える出会いを経験したことがある人は少なくないと思います。そういった出会いは、偶然なのでしょうか?人生が変わるような出会いやネットワークとは、どういったものなのでしょうか?これまで偶然の出会い(セレンディピティ)とされてきた出会いの正体を解明します。
永山晋(Hosei University)
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